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2007年7月11日 (水) 朝日新聞

声 レジ袋
傘の布利用しバッグを作製
無職 関ヨシミ (山口市 72歳)

 
   私が「レジ袋いりません」の運動を始めたのは、'76年のことです。小さな町の野焼き同様の焼却炉が、人口の急増により満杯になり、ゴミを削減するためでした。
  私の住む小さな町にもスーパーがどんどん増えました。その店が1日に何枚のレジ袋を使用しているのかを調べたこともあります。想像以上の枚数でした。
  私は運動を始めたときから、マイバッグを持参して買い物に出かけています。マイバッグには様々な材質、型があります。今売られてるバッグは格好よく作られています。しかし、それは便利さとは違います。
  葉っぱのついた大きな大根や泥付きのゴボウを買ったときなどは、大きくて丈夫な袋が必要だとは思いませんか。マイバッグは一升瓶を入れても、お芋を入れても、びくともしない袋でなくてはならないのです。
  私は不用になった傘の布を利用してマイバッグを作り、講演に行った先々で配っています。作り方の図とともに「大きくも小さくもなる袋です。ミカン箱も入ります」と説明して配っています。
  先日、若い人から「かわいい」と言われて驚きました。私のことでしょうか。バッグのことでしょうか。


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1995年6月22日 朝日新聞

壊れた傘→買い物袋
山口市の関さん「簡単に作れます」ポリ袋を減らす効果も

 
   骨が折れた傘を再利用して、買い物袋を作っている女性がいる。山口市吉田の関ヨシミさん(60)。日ごろから買い物ポリ袋の浪費を嘆いていた関さんは、山口大学周辺に捨てられている傘を見て、買い物袋作りを思いついたという。1年半前から作り始め、友人、知人に配って回っている。
  関さんの話では、ポリ袋を燃やすときに出る有害物質を減らすことが出来るという。「大量に出回っている買い物ポリ袋の節約になるし、壊れた傘の再利用も出来る」と話す。 作り方は、まず傘の布をほどくと、8つの三角形の布になる。そのうち6つを円筒になるように縫い合わせる。最後に底を縫い合わせ、持ち手の部分を縫い合わせれば完成=イラスト。1時間ほどで出来上がる。だれにでも簡単に作れて、しかも丈夫でたくさん入る。
  関さんは「ポリ袋を1枚でも減らすことは家庭でも出来る」と言っている。